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後方席を良席に!~ドットイメージの効果~

3年ほど前から、舞台に足繫く通うようになりました。
その中で印象的だった室内の照明設備は、「ドットイメージ」です。
その名の通り、無数のドットのような小さな照明を天井から吊るし、その高さを調整することで様々な演出・効果を生み出します。
例えば、青や水色のグラデーションカラーで波打つように動かせば、まるで舞台全体が海中のように見せることができますし、複数のドットでハートや星の形を表現することも可能です。
そして何より、このドットイメージの素晴らしいところは、後方の座席に座っていた方がキレイに鑑賞できるという点にあります。
一般的に舞台公演は、より前方の方が良席とされていますが、このドットイメージが使用される場合、舞台に近すぎる席よりも、会場後方から全体を見渡せる位置の方が、照明の効果を一層楽しむことができるのです。
私も、人気公演の抽選販売に参加し、やっとの思いで手に入れたチケットが後方列だった時に、少々がっかりした気持ちのまま入場したのですが、開演後すぐにこのドットイメージによる演出で、「この席で良かった!」と思うことができ、以降はどんな席からでも公演を楽しめるようになりました。
是非、座席の位置で一喜一憂せず、公演を楽しんで頂ける方が増えれば良いなと思っています。